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水戸ジュニアオーケストラへのお誘い
このたび水戸ジュニアオーケストラの特別顧問を務めさせていただくことになりました。45年の歴史を持つこの楽団の活動を通じて、多くの若い方たちにオーケストラで演奏することの楽しさを知っていただけましたらと思います。
私自身は小学校6年生でヴァイオリンを始めて、桐朋女子高等学校音楽科に一期生として進学しました。同級生には、指揮者の小澤征爾さんもいました。私たちは、その学校で齋藤秀雄先生に出会ったのですが、齋藤先生は、門下で学ぶ小学生から高校生までを集めて、オーケストラの授業に情熱を注がれました。小澤さんをはじめ、その時に一緒に合奏をした仲間たちの多くが、現在の水戸室内管弦楽団の中核メンバーとなっています。このオーケストラの授業を通して、合奏の魅力を知り、演奏解釈、演奏技術ばかりでなく、譜面に書かれていない音楽を超えた大事なことをたくさん教わりました。そうした経験や学びが、私の音楽家としての礎となり、人生を豊かなものにしてくれました。
水戸ジュニアオーケストラの活動が、メンバーの皆さんのきらめく生涯の宝物となることを願っています。楽器演奏を始めたばかりの人でも、どうぞ臆することなく、オーケストラの仲間に加わりに来てください。多くの皆さんのご参加を心からお待ちしています。
水戸ジュニアオーケストラ特別顧問 堀 伝
(水戸室内管弦楽団 楽団長)
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